今やるべきことを知る

突き抜けた自分に会うための学生時代の過ごし方 by大学生TEDスピーカー浅見直輝

本日は、学生時代から不登校生を支援する学生団体を立ち上げた大学4年生の浅見直輝くんにインタビューをしてきました。「偏差値40からの早稲田大学合格」「不登校生を救う団体の立ち上げ」等、葛藤を乗り越え、チャレンジ溢れた彼の人生はまさに生ける伝説。

「いや、この人は素質があるからできるんでしょ」「私にはちょっと無理…」ではなくて、人間誰であっても、どのタイミングでも、変われるチャンスが平等にあるということを感じてもらいたいですね。学生目線での将来の考え方についても、参考になるかと思います。以下3つのポイントでお話をまとめておりますので、是非ご一読ください。

1.不登校、偏差値40の状態から早稲田を目指した理由

2.大学入学後の学生団体、インターン、組織立ち上げ等の挑戦

3.後輩に伝えたい”学生時代の挑戦”、”就活との向き合い方”のアドバイス

中学時代、1年半の不登校を経験していたようですが…

学校に通いづらくなってしまったことがあって。そして、1日12時間以上ネットゲームに没頭するようになって…気づいたら不登校になっていました。当時は、変わりたくても変われない自分にムカついて、自暴自棄になっていましたね…

不登校、偏差値40から大学入学を目指すきっかけは!?

お世話になったお爺ちゃんへの恩返しが一番の動機ですね。祖父は、僕の事を幼少期の頃からずっと心から可愛がってくれていました。ただ、不登校時代、祖父に暴言を吐いたり家出をしてたくさん迷惑をかけていました。そして誤ることなく、ある日祖父が他界してしまったんです…めちゃくちゃ後悔しましたよ…そんな時に、「僕はありえないほど最低な事をしてしまったから、ありえないほど凄い事をして祖父に恩返しをしよう」と決断しました。そこで、偏差値が40前半の状態から1年間の勉強で早稲田現役合格を目指しました。当時は、1日1分単位で時間管理して、17時間くらい勉強してましたね。

17時間って鬼ですね…早稲田合格が決まって入学したときは何を考えてたんですか?

早稲田生という肩書きに甘んじる事なく、早稲田という名を世界中に轟かせる男になるんだ!って意気込んでましたね。実際、入学した際は何でもチャレンジしようと思っていて、サークルを6つくらい掛け持ちしたり、ネットづてに1年生を40~50人集めて同期会をやったり、自由奔放に行動してましたね。ただそれも2、3ヶ月すると、「俺、このままでいいのかなぁ」と漠然と思い始めてしまいました…

その後は、何してたんですか?

学生時代にしか出来ない挑戦をしたい!と意気込む学生が集まるAGESTOCKという学生団体(http://www.agestock.jp/)で活動していました。活動としては、「学生の熱意は限りない可能性を持つことを証明する」という理念を掲げて、企業からの協賛をいただきながら学生史上最大級の5000人を動員するイベントを企画していました。

当時から、「人と熱い話をし合う事」が好きで、いろんな先輩と話していたんですが…1年生の後期の時に、ふと気づいた事がありました。「お互いに熱い話をしているけれど、先輩は未来に対する熱い話をしているのに、自分は過去の挑戦ばかりを熱く語っているな、、、」と。そして「俺も、未来に対して熱く語れる男になりたい!」と思い、次なる厳しい環境を求めました。それが企業でのインターンシップでした。

企業のインターンはどうでしたか?

めちゃくちゃ楽しかったです。社員さんにも恵まれましたし。単なる業務をこなすのではなく、サービスの企画から実行までを自分たちの考えで行わせて頂きました。猛烈に働いていて、圧倒的に成長できた気がします。実際、一緒にやっていた2人のメンバーと一緒に起業するべく登記の準備も進めていました。

そこで実際には起業せず、学生団体を立ち上げのは何故?

立ち上げたサービスのターゲットに対して、「自分の1度きりしかない人生を本当に捧げたいか?」と、ふと疑問に思ったんです。そして、「生涯を通じて自分がたった1人しか支えられないとしたら、誰を支えたいか?」と考えた時に、「俺は、不登校で苦しむ人に心から寄り添いたい」と心から思ったんです。

ただ、サービスを辞退すると考えると、協力して下さった全ての方々への申し訳なさが強烈過ぎて、歩く時に足が地面に着く震動だけで胃が激痛で歩けなくなったりしました。しかし、彼らに自分の志や素直な想いを伝えると、「よし、自分の人生、生きてこい!」って背中を押して頂けたんです。今でも、本当に本当に感謝しています。

そんな背景が…実際、どのような学生団体を立ち上げたのですか?

「進撃の不登校生を輩出し、ふとうこんばれーを創る」をテーマとした不登校生支援組織を立ち上げました。様々なプロジェクトを立ち上げながらも、本当に必要とされている事を把握すべく、都内にあるフリースクール(不登校生が通う学校の代わりとなる施設)など100カ所以上に電話や訪問をし、生徒や先生、親御さん達のリアルな声を聞かせて頂きました。

活動としては、不登校生の力を形に変えるべく、音楽好き不登校生と元不登校アーティストを結びつけ、不登校生の心の声に基づいた音楽づくりを行ったり、累計1000名以上の不登校生の親御さん達への講演等をしました。
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学生時代にしかできない経験をとことんしていますね…そんな浅見くんも就職活動の時期に突入しましたが、どんなこと考えて就活してるんですか?

今僕は、「不登校生だけでなく、ホームレス、子ども兵、人身売買被害者といった社会課題の当事者層から、その経験を武器とした事業家、起業家、ビジネス、会社などを循環的に輩出し続ける仕組みをつくりたい」と思っています。そしてそれを、いかに「ビジネス」として実現するかという観点で、起業や就職といった一般的な形にとらわれずフラットに、今後3年くらいの行動をどうデザインするか考えています。今までソーシャル領域で一所懸命やってきたのですが、「社会にとって良いこと」は出来ても、「社会を変えること」は出来ないなと感じ始めました。やはりビジネス要素を加えないと、事業を拡大し、支えたい人達を本当の意味で支える事は出来ないなと。

なるほど。ちなみに就活って賛否両論あるけど、今の就活についてどう思う?

論点によって賛否は変わると思います。まあ、単純に僕は、「就活=自分が幸せな人生を送るための意思決定をするターニングポイント」だと思っています。就活という、自分の人生について考えるきっかけとなる機会は非常に貴重だと思います。

ただ、欲を言えば、中学、高校時代から自分の人生をどうデザインするか考えるべきだとも感じます。就活のタイミングだけで考えても実際消化不良で終わる人が多いですし、「もっと考えておけばよかった」と後悔しても遅いですからね。

浅見くんの経験から、就活までにこれだけはやっておけってことってありますか?

仕事に関係あることと、関係ないことの両方を徹底的にやりまくる事が大切だと思います。遊びや学生団体といった活動は今しかできないなと感じますし、仕事は学生時代から携わらないと、就活で意思決定をするタイミングで働くイメージが湧かないですからね。働く事のイメージを持つにあたっては、長期インターンとかオススメですよ。

シンプルですが行動って大事ですね。最後にアドバイスをお願いします。

「大胆に失敗して、大胆に恥をかけ」ですね。振り返ってみると、大胆に失敗したこと、恥かいたこと、苦しかったことが、自分という人間を濃くしてくれますし、そういう大きな失敗こそが、自分を前進させるきっかけだなと感じます。やりたいことがわからくても、何かやってみると絶対みえてくると思いますよ。「やりたいことは、やってみないとわからない。」これも大切ですね。

インタビュー後記

大学生活において、やりたいことをやり尽くし、充実した毎日を送っている浅見くん。1つのロールモデルとして、刺激になる部分も多いのではと思います。改めて、誰しも行動し続ければ、可能性が開かれるんなだなと感じた次第です。「自分の夢を叫べる場所」を軸に就職活動をしている浅見くんの今後が楽しみですね。

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