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映画「何者」から考える、”就活の3つ憂鬱さ” と ”面接で大切にしたいこと”

「何者」という就活生のリアルを描いた映画を見てきました。自分の就活時代のこと、面接をしてきた学生のこと、あれこれ思い出しながら「」って楽しくもあり、本当に憂鬱な期間だなと感じました。決して映画評論家ではないので、人事の仕事をする立場から、映画を見て感じた「」対する考えをまとめてみました。

1.親、大学、企業の期待による憂鬱さ

親は「なるべく大手に行ってほしい」「早く内定をとってほしい」等と、安心させてほしいという期待がある。親の期待で「大手に行く」「地元に帰る」ことを決めざるおえないと悩む就活生もいるから困ったものです。

大学は、卒業生の就職率が、生徒募集における重要な軸になってきていることもあって、一人でも多くの内定をとってほしいという期待がある。いくつもの学内セミナーは、その期待の表れです。

企業は、自社に合う優秀な学生を一人でも多く、効率的よく採用したい。内定後に、「企業からの連絡がしつこくてウザイ」という声も聞くが、人事部に課せられた採用目標、投資してきたお金や時間、一緒に働きたいという想い、様々な背景があるからこそ熱くなってしまうのです。ちなみに、前職の企業では内定者一人につき100万前後の採用予算が発生していました…

それぞれの交錯する期待は、時には自分の判断軸を揺るがす要因にもなるため憂鬱なものです…

2.採用担当の見えない期待による憂鬱さ

いろんなマニュアル本はあるものの、採用担当が何を見て合否を出しているかがわからないのも就活を憂鬱にさせます。「たった数分で、数十年の人生なんて語れるかよ」という就活生の不満もよく理解できます。ただ、企業も悪気があるわけではなく、単純に丁寧に課題を指摘する程時間がないのです。

大学受験の時は、明確な偏差値という基準があったため努力する方向も明確である。一方で、就活は、自分の何がイマイチなのかが明確にわからぬまま、他社の面接へと進んでいかなければいけない…突然に送られてくる「お祈りメール」「ならない電話」はまさに就活の恒例行事です。

3.自分は「何者」なのかがわからないという憂鬱さ

学校教育の過程において、社会との距離感は遠く感じるものである。普段の生活では目に触れないビジネスも多くあるため、そもそもどんな選択肢があるのかもわからないし、選択肢を絞り込むための軸もわからない。結果、何となく自分がわかりやすい選択肢に手を出してしまう。

「あなたの志望動機は何ですか?」という問いに、抽象的な企業理念に共感の姿勢を示し、無理やり自分の経験や想いを結びつける。その業界が落ちれば、自分には合っていなかったんだと思い込み、また別の業界へと進んでいく。

「自分は何者なのか?」おそらく即答できる社会人も多くはない中で、就活という限られた期間で初めてこの問いと向かう就活生にとっては、「わからねーよー」と憂鬱な気持ちになるでしょう…

憂鬱な就活だけど、面接で大切にしたいこと

あんまり語ると映画のネタをバラしてしまうので詳しくは書けませんが。個人的には、こんな風に面接で語ってくれる学生が増えると嬉しいなと思うシーンが後半にありました。

綺麗事のように感じてしまうかもしれませんが、面接はあくまでお互いにとってこの会社で働くことが良いことなのかを確認する場です。相互にとっての良し悪しを確認するコミュニケーションにおいて、「作文のような、自己PR」「ありきたりな企業への共感を示す志望動機」からは、一貫性のなさや胡散臭さを感じてしまいます。

結局、企業に合わせて作文を書いて話しているうちは、自分が何者なのかを語ることはできません。自分が何者なのかを向き合って、紡ぎ出して語る言葉だからこそ相手に伝わるのです。面接において、自分を取り繕うことをしすぎて、自分を見失わないように気をつけてください。気になる方は、以下も参考に。
周りに合わせる「仮面」をかぶることに疲れたあなたへ

勿論、楽しいこともある就活

映画を見ながら個人的には、なぜか憂鬱さを感じてしまったので少しネガティブな切り口から就活について書いてしまいましたが…「社会人との出会いの広がりや受ける刺激」「様々なセミナーによる成長機会」「他学生との出会い」「内定獲得の爽快感」等々、勿論面白いことも多いのが就職活動です。

この時期を終えると、少し表情が凛々しくなった学生も多く、内定先でやりたいことを嬉しそうに語る学生と話すと嬉しい気持ちになるのも事実です。18卒の皆さんはいよいよこれからですね。ぜひ、頑張ってください。

キャリアスケッチ・高橋

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