将来の選択肢を知る

【大手とベンチャーの違い】大手の方が安定は本当?リアルな実態を聞いてみた…

先日、某大学で、大学1年〜3年生に向けて「働くについて考える」というテーマでセミナーを実施してきました。

「大手=安定」「ベンチャー=成長できるけどブラック」という捉え方が強い中で、「本当のところどうなんだ?」ということを、大手企業で働く社会人とベンチャー企業で働く社会人を招いて対話をしてきました。

社会を理解することは、将来誤った選択をしないためにも重要です。将来を踏まえて「学生生活このままで良いだろうか…」と立ち止まる機会にしてください。

大手社会人=大手教育会社→現大手金融会社・社会人歴9年

ベンチャー社会人=教育系ベンチャー・社会人歴6年

それぞれの入社の決め手を教えて下さい

ベンチャー社会人

その企業の事業が、自分がやりたいことと一致していた。もう一つは、人ですね。企業説明会で会った役員に魅力を感じました。

大手社会人

入社の決め手は二つです。一つは会社のモットーに共感したこと。もう一つは人事担当者が素敵だったからです。ただ、この入社の決め方は、就活生が失敗しがちな悪い例なので皆さんは真似しないでください。

実際、人事担当者の人と一緒に働く訳ではないのでそこは要注意です。ましてや大手企業は色んな人がいますからね…

現在、どんな目標を持って仕事をしていますか?

大手社会人

現在は、一社目の企業から転職して、某大手の金融系の企業で働いているのですが「よく生きる人を増やしたい」をテーマに掲げて働いています。

よく生きるためには具体的に「1.健康 2.人間関係 3.仕事 4.お金」4つの領域の充実が必要だと考えていて、その4つに対するサポートをする仕事に奮闘しているところです。

ベンチャー社会人

目標を掲げると、目標にとらわれて自分自身の首を絞めてしまうことがあり、あまり設定をしたくないと考えています。ただ漠然とはしていますが「かっこいいパパになる」ということは昔から目指して、自分の中では日々模索しています。

実際入社後の「リアリティギャップ」ってありましたか?

ベンチャー社会人

「どの企業に行っても必ず起こる」と考えていたので、学生時代に理想や妄想を考えないように心がけていました。入社前に、入社後のことを想像するからこそギャップが生まれるので。妄想は止めて「3年間は絶対辞めない!やってやるぞ!」と決めていました。

実際入社後感じたこととしては、「もう少し仕事をうまく出来ると思っていましたが、予想以上にうまくできなかった」と痛感しました。

マイナスだと感じてしまったギャップについては、プラスに捉え直すのは難しいですが、後から振り返った時にどう捉えるかが重要ですね。

後になって、その時の経験が活かされることも多々ありますから…

大手社会人

一社目は、入社ギャップは正直あまり感じませんでした。反対に、新入社員時代は、自分の至らなさが歯がゆかったです。「仕事できないのに、優しくされる」それが反対に苦しかったです。

二社目の金融系では、「営業職って、本当にいろんなことを相談されるんだな」というポジティブな意味でのギャップがありましたね。

ギャップについては多くの場合何かしらあると思うので、そのギャップを楽しむことが重要だと考えています。

今の会社の好きなところ、嫌いなところについて教えてください

大手社会人

一社目の話をすると、教育系だったので基本的にいい人が多かったですね。ビジョンも綺麗なメッセージなので、悪い人はいなかったですね。

あとは、大手企業と一口に言っても、「若手にはいつまでも仕事の一部しか任せてくれない企業」と「若手から裁量権を与えてくれる企業」と2種類あるんですが、自分は後者だったのでそれも好きなところでした。

嫌いなところは…新しいことへのチャレンジが下手くそなところですかね。新しいことへのチャレンジができないと、会社として成長できずに停滞してしまいますからね。

大手=安心というイメージが学生には強いですが、世の中的に変動性が激しい中で、その考えはもう捨てた方が良いかもしれません。

ベンチャー社会人

好きなところは、私もいい人が多いということですかね…あとは、毎年発表される戦略が着実に達成されるところです。

嫌いという表現が正しいかはわかりませんが、組織を束ねるマネジャーが機能していないところは気になりますね。プレイヤーとしては優秀なんですが、マネジメント経験が豊富なわけではないので、中々うまくいかないんですよね。

ベンチャー企業の成長フェーズで、マネジメントするメンバーが枯渇するということは、どこの組織でもよくあることなんですけどね。

大学時代はやりたいことってありましたか?

大手企業

自分はアナウンサーになりたいって思っていたのを、1年生の後期くらいのタイミングで思い始めました。

どうやってアナウンサーになろうかなと思った時に、人前に出ると緊張するタイプだったのでそれを克服しようと頑張ってましたね。

人が集まる場に参加したり、授業で積極的に発表したり、とにかく人前で話す機会をつくりました。結果的にアナウンサーの道には進みませんでしたが、度胸はつきました。

自分なりに何かを目指すのって大切だと思っていて、目標を目指すプロせスで自分が磨かれるので、ぜひ皆さんには目標を立てることをお勧めしたいですね。

ベンチャー企業

自分の意志に沿って、やりたいことをやってましたよ。とにかく失敗できる時期なので、やりたいことをとことんやってみることをお勧めいたします。

おわりに

本セミナーの冒頭において、大手とベンチャーの違いをイメージで洗い出してもらうと、大手は「就職すれば安心」「生活を支えている」「入社に学歴が関係する」等があげられました。

一方で、ベンチャーは「こじんまり」「若手が運営」「ITが多い」等があげられました。一部は正解、一部は不正解だと思います。是非、イメージにとらわれず情報収集をしてみてください。

来月はキャリアスケッチ主催のオープンセミナーで、「元大手IT→現教育系NPO代表」「元お笑い芸人→現人事コンサル」2名のゲストを呼んで自己分析セミナーを実施します。自ら、社会のリアルを確かめにきてください。

強み、やりたいことの見つけ方!教育のプロと考える自己分析セミナー

キャリアスケッチ・高橋

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