バックパッカーとは何か?
高校生だった頃の私が、大学生って言われたときにイメージしたもの。大教室での講義、サークル、運転免許と長い休暇と海外旅行でした。
海外旅行といっても家族と行くようなリゾート地で海水浴するラグジュアリーな旅行ではなくて、土っぽい道をバイクが荷台を引くような乗り物に乗って、ボロ目の宿に泊まって。いわゆるバックパックと呼ばれるような安旅に憧れていました。
そもそもバックパックとは、宿や交通手段にかかる費用を切り詰めた、大きなリュックサック一つを背負っていく旅行のこと。今回は、そんなバックパックの二つの意義をご紹介します。
自分の目で世界の「今」を見定めること
バックパックの最大の魅力は、自分の五感で新しい世界を知ることではないでしょうか。日頃、通学の電車の中でSNSで流れてくる記事を読んで、ニュース番組を見ていたら、世界の最新情報は知ることができます。
しかし、メディアを通して見える世界と実情には少なからず乖離があることに気がつくはずです。貧しいはずの子供達が楽しそうにサッカーをしていたり、途上国だと思っていた国に地下鉄が走っていたり…
思い描いていた印象と異なるイメージを持つことも少なくないはずです。堀江貴文氏の著書『君はどこにでも行ける』でも取り上げられていましたが、特に東南アジアの国々は、もともとのイメージとのギャップがとにかく大きいです。
バックパックで初めに足を運ぶには、価格的にも距離的にも手の届きやすい東南アジアはオススメです。
時期にもよると思いますが、大体、航空券代で往復3〜5万円。1週間の滞在は切り詰めたら1〜2万円で、ぼったくられたりお土産買ったり贅沢をしたら4〜5万くらいです。
わざわざ足を運ばなくても情報が手に入る時代だからこそ、わかった気になることは非常に多いです。しかし、SNSで流れてきたゴシップも、サイトで拾ったニュースも、誰かが見聞きしてまとめたもの。自分の目で「今」というリアルを見つめましょう。
問題意識やキャリア選択のきっかけを得る経験
情報がなんでも手に入る時代だからこそ、自分の五感で確かめてみることが、キャリア選択に結びつくような原体験になるなんてことも稀ではないです。
世の中で起こる変化や関心のあるところには、恐れずに足を運んでみること。自分の目でみること。現場にいる人と対話してみること。自分が動いて自分の感覚で判断すること自体が刺激的であるはずです。
それが日常と懸け離れた異国の地であれば、自分の大切にしたいことや将来取り組みたいことを見付けるヒントにも結びつくのではないでしょうか。
実際、海外で目の当たりにした現状に強烈な問題意識を感じてビジネスやボランティア活動をはじめる人も少なくないですからね…
おわりに
広い世界を見ることは私たちの選択肢を広げてくれます。その中から自分の意思で何を選び取るか決めること。まずは自分の感覚器官を使って知覚することが、新しい世界の扉を開いてくれます。
思い立った少し先にまとまった時間があるのも学生の特権です。少しでもビビッとくるものがあれば、早速フットワークの軽い友達をバックパックに誘ってみてください。
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