気合いを入れて設定した「目標」を忘れていませんか?
2017年が始まってから、すでに3週間が経ちましたが、みなさんは新年の目標を意識できているでしょうか?
以前、以下の記事で「目標達成のためには、習慣目標を設定することが大切」であると紹介しました。
しかし、目標は設定したけど、なかなか継続できていない…という方も多いのではないでしょうか?
英語の勉強やダイエット等、継続できない人がたくさんいることからもわかるように、自分でやりたいと思ったことでも、それを継続的に行うことはとても難しいことです。
そこで、今回は脳科学者 茂木健一郎さんの著書「結果を出せる人になる!「すぐやる脳」のつくり方」より、行動に継続性を持たせるコツをご紹介します!
「継続するのは難しいから、諦める」ではなく、「どうすれば継続できるのか?」という観点で本記事を読んでいただけると幸いです!
一度途切れても、再スタートすることに意味がある
今回ご紹介するのは、茂木さんがベストエフォード方式と呼んでいるものです。
ベストエフォード方式とは、「行動の継続性が途切れた時、諦めて止めてしまうよりも、翌日からまた再開した方が良い結果が待っている」という考え方です。
例えば「毎日読書する」と思っていた人が5日目でできなかった際に、「また継続できなかった」と諦めるよりも、「次の日からまたチャレンジしよう」と再スタートした方が、結果として多くの本を読むことができますよね?
つまり「3日坊主になっても、4日目・5日目からまた再開すれば良いじゃん!」という意識を持つことで行動に継続性を持たせることができ、最終的な成長に繋がるのです。
また、このベストエフォード方式には「開き直り」の予防にも繋がります。
ある研究では、ダイエット中に夜食などを食べると、「どーせ自分はダメなんだ、いっそもっと食べてしまえ」と今まで以上に過食をしてしまうケースを多くあるということがわかっています。
人は継続性が失われた際に、「もう失敗してしまったんだから、もういいや」と開き直って、自分を悪い方向に進めてしまう傾向にあるのです。(参考:(著)ケリー・マクゴニガル・スタンフォードの自分を変える教室)
ですが、ベストエフォード方式を頭に入れておけば、継続性が失われたとしても「次の日からまた頑張った方が、良い結果を手に入れることができる」と思うことができ、変に開き直ることを防ぐことができます。
目標達成を習慣化することで学生生活を後悔なく過ごす
ベストエフォード方式という考え方を持つメリットは2つあります。
1.行動継続が途切れても、翌日から再開する意識を持つことで、最終的には行動を習慣化できる
2.「開き直り」を防止して、自分を悪い方向に進めることを防ぐことができる
途中で目標を諦めることよりも、設定した目標を無駄にせず、成長を実感する年にするためにも、ぜひ参考にしてみて下さい。
学生生活は時間を自由に使えるからこそ、「何をやるべきか迷う」「周囲に流され、時間だけが過ぎていく」とうこがよく起きます。
後悔なく時間を有効活用するためにも、行動の指針となる目標を設定する、設定した目標を達成する習慣を身につけることにチャレンジしてはいかがでしょうか?