将来の選択肢を知る

気になる育児と仕事の両立…就活において女性が「働きやすい」会社の選び方

「育児と仕事の両立ができるかどうか不安」「育児制度はあるけど、本当に使われているかわからない」

女子就活生の方々とお話ししていると、育児というライフイベントが企業選びの重要な観点になっているなと感じています。

本日は、企業の人材育成に携わっていた立場から、女子就活生の方々が「育児と仕事を両立しやすい会社の選び方」についてお話しさせていただければと思います。

「育児と仕事を両立しやすい」=「働きやすさ」を追求しているという観点からいくと、就活生誰しもが役立つ観点からかもしれませんね…

そもそも「働きやすさ」と「働きがい」両方を考えているか?

女子就活生の方々とお話しをさせていただくと、女性として「働きやすさ」について考えている方々が非常に多いなと感じています。

一方で、「なんで長く働き続けたいの?」「なんでそんなに大手企業に就職したいの?」と問うと、言葉を詰まらせる女性就活生の方々が多いです。

「働きやすさ」について考え、企業選びの軸にすることは悪いことではありません。

ただ、「働きがい」について考えることも重要です。

つまりどんな仕事をしていると自分のモチベーションは高まるのか、もっというとどんな人生の過ごし方に「生きがい」を感じるのかという観点も忘れてはなりません。

育児と仕事を両立しやすい会社の選び方

前提として「大手企業=育児と仕事を両立しやすい」というイメージを持っている就活生の方が多いように感じますが、中小企業やベンチャー企業だからといって両立が出来ない訳ではありません。

平成28年10月に女性活躍推進法が制定され、子どもが生まれても働き続けられる環境の整備や、女性の管理職比率上昇に取り組むのは大手企業だけではないのです。

では、ここからは企業の選び方、見極め方について4つお話しさせていただきます。

その1:くるみんマーク認定企業

「くるみんマーク」って知っていますか?

このマークは、「子育てサポート企業」として厚生労働省の認定を受けた企業の証です。

会社のホームページや社員の方の名刺にこのマークがついていたら、子育てに対する理解のある企業と考えてよいでしょう。

具体的な取り組み内容はそれぞれの企業によって異なりますが、産前産後のサポートや、生まれた後の保育サポート、柔軟な働き方のサポートを行う企業が多いです。

・産前産後特別休暇
・企業内保育所設置
・ベビーシッターサービス支援
・在宅勤務制度
・短時間勤務制度 等々

こういった制度の整っている企業は産休や育休を取得することや、子どもを産んだ後の職場復帰がしやすい環境である可能性が高いです。

ただ、制度だけあって運用を手探りしている会社も少なくないので、そのあたりは社員の方々に聞いてみるとよいでしょう…

その2:社員のマインドチェンジに取り組む企業

表向きに制度は整っていても、制度が活用されていない企業の弊害になっているのが働く社員の“マインド”です。

「女性活躍推進…について総論賛成、各論反対」

つまり、実際に自分のチームで産休で抜ける人がいると困るというマインドを持つ社員の方は実際に多いです。

「長時間労働は当たり前」「会社のためにプライベートを犠牲にするのは当たり前」という世界観で生きてきた人にとっては、子育てを理由に仕事に穴を開けることは理解しがたい事態です。

導入されている制度の理解と合わせて、企業が研修等を通じて社員のマインドチェンジに力を入れているかを理解することは、その企業がどのくらい本気で女性の長期的な活躍をサポートする気があるのかを確認する指標になると思います。

その3:多様な働き方を受け入れる企業

外資系企業やIT系企業を中心に、成果だけ出せば、いつどこで働いてもいいというような制度を導入し、女性だけではなく 社員全体の多様な働き方に対して理解を示す企業も増えてきています。

こういった企業では男女関係なく、それぞれの事情に合わせた働き方の選択をする雰囲気が出来ています。

一方で、成果には厳しいという面もありますので、成果を出すためのスキルを磨くことが重要です。

そういった厳しさを乗り越えられたら最高の環境と言えるでしょう。

その4:風通しが良く、本気で社員を大切にする企業

ベンチャー企業をはじめ、社員数も少なく社員の年齢層の若い企業では上記で示したような立派な制度が整っていない企業も存在します。

しかし、風通しがよく本気で社員を大切にする風土のある企業は、今後対象者が現れた時に新しく制度を作ってくれる可能性があります。

ベンチャー企業など少数精鋭でビジネスを行っている企業では社員一人一人のの存在が大きく、その人が抜けることへの会社へのインパクトが大きいため、「この人に長く働いてほしい!」という理由で新たに制度を作ってくれる可能性が高いです。

国の女性活躍推進の流れもあり、産休中の企業側の社会保険や税金の負担が減ったこともあり、中小規模の企業でも社員の育休・産休を受け入れやすい環境が整っています。

まだ制度が整っていない企業であっても、会社としてのスタンスを事前に聞いておくとよいでしょう。

仕事での信頼をどれだけ積み上げらるか?

本日は「育児と仕事を両立しやすい会社の選び方」というテーマでお話しさせていただきましたが、実際に働きやすさを求めるにあたっては「会社にとって必要な人材だと思ってもらえるか」も重要なポイントです。

会社が素晴らしい制度を用意してくれても、権利だけを主張して会社に十分な貢献が出来ていなければ、現場からは批判の声がでるでしょう。

「女性だから」ではなく、「〇〇さんだから」どんな制度を使っても残ってほしいと思ってもらえるように、仕事における信頼を積み上げることが重要と言えます。

「制度が整っている会社に入社すれば安心」ではなく、一つ一つの仕事を丁寧にやりきることで、働き方や役割の幅を自ら広げられる努力が必要になるでしょう。

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