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【出版業界のリアル】就職前に知りたい、大手出版社から独立した理由と今の出版社の現状とは

本日は出版業界で長年活躍し、現在は著者の育成などを手がける株式会社 Jディスカヴァーで代表をされている城村典子さんのインタビュー記事です。

城村さんは大手出版社でシリーズを立ち上げるなど、出版業界で活躍された後に、出版社で感じた課題をベースに新しい会社を立ち上げました。

出版業界ではどのような仕事をし、大手出版社の中でどのような課題を感じたのか?

出版業界志望の学生はもちろん、本や漫画が好きな方は必見の内容です!

城村典子 プロフィール


株式会社Jディスカヴァー代表取締役/書籍編集者/青山学院大学非常勤講師。出版・書籍の企画・編集者として約30年に渡り、累計300冊以上、著者1,000人以上の書籍を手がける。これまで角川学芸出版のビジネス・自己啓発レーベル〈フォレスタ〉シリーズの創設に携わり、編集長を務める。その後独立し、現在は出版関連会社を複数立ち上げ、数社の出版社と企画を進行中。

まずは就活の時のお話から伺いたいのですが…学生時代から出版社を志望されていたんですか?

そうですね。私はジャーナリスト専門学校というところに通っていたんですけれども、本も勿論好きでしたが、情報を発信したいという思いがもともとありました。

それで新卒では講談社のグループ会社に入るんですけれども、最初は雑用ばかりこなしていましたね。

もちろん最初は誰でもそうだと思うんですけど、当時は「こんなことをするために会社に入ったんじゃない」という勘違いの考えをしていました。

それで、就職後数年で結婚して子どもができたこともあって、辞めてしまいました。

雑用とありますが、当時どのようなことをされていたんですか?

「おつかい」ですね。当時勤めていたのは美術書を扱う出版社で、4万円ぐらいする写真集とかを売ってたいりしてたんですが、インターネットがなかったので、原稿を届けるとか撮影に立ち会うとかを地下鉄の路線図を眺めながら毎日著者のデザイン事務所、印刷所…というように駆けずり回ってました。

今思えばよい経験だなと感じますが、当時は勘違い野郎でしたので「自分にはもっとやるべきことがある」と思っていました。(笑)

退職されて、その後はどうされたんですか?

結婚して家族が落ち着いたタイミングで、また別の出版社に入って、そこで長く働いていましたね。

そこは小さな出版社でしたので、もちろん雑用もあったのですが「全部一人でやる」というくらい主体的に活動ができました。

ですので「私はこれがやりたい」と思ったら自分で企画を立ち上げて、行動するという感じでした。

私の場合、立ち上げが好きなんですね。

その小さな出版社での経験を経て、大手出版社に入られるわけですが、「会社規模による違い」は感じましたか?

全然違いましたね。当たり前ですが会社規模が変わるとある程度統制をとる必要もあって、自由に動くことって難しいんですよね。

ただ、私が入った時のグループ会社社長は、私の枠にはまらないところを評価してくださっていたので、かなり自由に動いていました。

ただその社長から新しい社長に代わった途端に、個人で自由に動けるという体制から、ある程度規律を重んじる体制に変わりましたね。

恥ずかしながらその時初めて「社会とはこういうものなのか」ということを学びました。(笑)

そのような環境の中で、自分で新しいシリーズを立ち上げられたのはなぜなのでしょうか?

私がいた出版社で主に作っていたのは学術書などを出版していたのですが、実はこれって利益率の悪い本なんです。

同じ本でも小説やライトノベルといったエンターテインメント系の本は高い売上が見込めるのですが、学術書やビジネス書はそれらの本と比べると利益になり辛いんです。

さらに少子化で学術書の売り上げも売れにくくなっていく中で会社としても「これからどうやって売り上げを積み上げるか」が課題になっていました。

そこで私が個人的な興味で調べていた「ビジネス書のシリーズ化」に着手しようということになったんです。

これまでにはやってこなかったシリーズを作る上で、大変だと感じることはありましたか?

はい、最初は部下も戸惑っていたみたいで、なかなか自発的に動けなかったようです。

というのも、そもそも私がいたグループ出版社は文芸で儲けていた会社でしたので「ビジネス書では成功しない」というのがグループの風潮としてあったようです。

そのような中で、部下も不満があったかもしれませんが、私も必死でしたので「こうやって作るんだよ!」ってどんどん動いてもらってました。

結果としては、努力の甲斐もあってその年の売上目標を達成することができました。ビジネス書のシリーズを作ることにハマってくれた部下もいて、本当に良い経験になったと思っています。

>シリーズを立ち上げた後、大手出版社から独立した理由とは?

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