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意識高い系学生 vs 意識低い系学生で考える 、これからの大学生活や就活

「あいつ、意識高い系でしょ!?」

大学生活の中で、しばしば耳にする言葉ですよね。ビジネスや社会貢献活動に関心を持っていたり、そうした活動をしている大学生の総称のようです。

一般的な大学生と「意識高い系学生」の違いはなんなのでしょうか?大学生活で得られる成長や、就職活動の結果が変わってくるのでしょうか?

今回は、サークルやバイトに力を注ぐ大学生を「意識低い系」と定義し、それぞれの大学生活や就活について話しをしてみました。

意識高い系学生or低い系学生プロフィール

田中さん:意識高い系4年生、ボランティア活動を経て就活はメガバンクに内定
佐藤くん:意識高い系3年生、学生団体の副委員長として活動中
小林くん:意識低い系4年生、サークル活動を経て、就活はリクルートに内定
藤田さん:意識低い系3年生、ダイビングサークルに所属しており、活動のためにアルバイトにも一所懸命

目次

1,意識高い系or低い系とラベリングされることについて

まず「意識高い」「意識低い」って言葉についてどう思う?

田中さん:「意識高い系」or「低い系」という言葉の印象に、特別なものはないです。ただ、自分が「意識高い系」のくくりなのかは疑問ですね(笑)

佐藤くん:意識高いって言葉を考えると、周りの人よりも社会に出た後のことを比較的考えている人なのかな?大学の中で他の人と比較したら「意識高い系」思われているかもしれないですね。

小林くん:自分は一般的に見たら「意識低い系」に分類されるんじゃないでしょうか?「意識低いな」と思って何かしているわけではなく、結果的に意識低いってだけです。大学生活では、意識高く、意識低いことをしていました(笑)

藤田さん:学部の友人と接していたら、サマーインターン行くとかって話をしている子もいます。そういう友人と比較したら「意識低い系」だと思いますね。

だからといって意識高い系のことをするかといったら、全然するつもりはありませんね…意識低いなりに、得ていることもあると思うので…

2,学生時代力を注いだ経験の違いは何か?

就活で「学生時代、力を注いだ経験は?」という質問にはどう答えてた?

田中さん:社会貢献型のイベントを実行する学生団体に一年間所属していたことについて話していました。「文化祭の実行委員」や「地域活性プロジェクト」を経験し、イベントや社会貢献の楽しさを感じたのが、学生団体に所属するきっかけですね。

やっていたことは、総合コンサルみたいな仕事なんですが、相手の立場に立って考えることの重要性を学んだことを話していましたね。

小林くん:ダイビングサークルのこと、高校時代の短期留学のOBOG会の話をしていましたね。

ダイビングって安全重視が必要な危険なスポーツですけど、結局は遊びなんですよね。幹事長として楽しいことと危険なことの折り合いをつけて、どうサークルを運営していくかを考えてました。

まあ、大したことはしてないんですけど…いずれも「リーダーやってました」みたいな話をしつつ、のらりくらりと就活を乗り越えていました(笑)

学んだことは、人と話す力、嫌われない力。世渡りみたいなことですかね。

大学3年生の2人は、仮に「学生時代、力を注いだ経験は?」と聞かられた何を語る?

藤田さん:大学生活でやってきたことっは、ダイビングサークルとそのためのアルバイトですね。

現在は、幹部として会計を担っていて、サークル費と補助金の折り合いをつけながら、合宿の企画や後輩を楽しませることを考えています。幹部や会計の仕事は、影の仕事ですね。

学んでいることは、引退してから感じることかと思います。模索しながらやっていることなので…

佐藤くん:海外インターンシップを運営する学生団体の経験ですね。昔から海外の人と接することが好きだったことと、NPO法人で自己成長だけではなく他者貢献できることが面白そうだったのがきっかけで入会しました。

現在は、学生インターンの紹介先である海外との関係構築を担っています。

学んだことは、内省を通じた自己理解とスキルの習得ですね。海外の人との英語でのコミュニケーションは、単純な語学力以外にも学ぶことが多いですね。

3,サークルは遊びで、学生団体は仕事?得られるものの違いは?

いま、それぞれの経験を聞いて思うところはありますか?

小林くん:僕は、旅行してダイビングして、そのためのお金を稼いで、お酒を飲んで、周りから見たら意識低いのかもしれない。一般的なカテゴリーとしては…でも、それに対して真面目に取り組んでいるんですよね。

意識低いことしていても、取捨選択して打ち込んでいる点では意識高い系の人たちと同じなのかなと思います。

藤田さん:「意識低い系」ってくくりにされているけど、どの団体でやっていても結局感じられるものは変わらないと思う。

私もサークル活動とはいっても責任感を持って役職をやっているので、「意識の高い」or「低い」と言ったところで分けられても…ってちょっと思います。

佐藤くん:藤田さんが言っていたことを踏まえると、どこに所属しているかは問題ではなくて、大事なのは、何かをやりたいと思って試行錯誤して成長していくことだと思っています。

いわゆるPDCAサイクルを回していくみたいな。その中で、意識低いとか高いって見え方は、肩書きの違いや評価のされ方が違うのでは…

なぜ、意識低い系と高い系で評価が変わるのかな?

得ているものは同じでも、影響範囲の違いがあるから評価が変わるのだと思いますね。例えば「フットサルサークルの活動」と「インターンでの活動」を比べるとします。

その中でPDCAサイクルを回した影響範囲が、フットサルサークルの活動だとサークルの内に限られるけど、インターンでの活動だと社会に及ぶ部分がある…そこで、評価のされ方が変わるのだと思います。

藤田さん:うーん…例えば、インターンでの活動はあくまで、企業が用意した役割を担うだけ。サークルは幹部になったら、自分たちの手で全て考えてやらないといけない。

責任感という面で言ったら、インターンをはじめ他の活動に負けないと思う。私も会計に関することであれば、信頼を得て責任感を持ってやっているので…

田中さん:話を聞いていると、やっていることに優劣はなくて、むしろ2人(意識低い系)の方が、今後の成長度合いが大きいと思っています。

私に関して言えば、日常から切り離されたインターンシップや学生団体の活動ってところで、日常生活にショックを与えることで学んできたことが多かったです。

それに対して二人はサークル活動、いわゆる団体での遊びの中からいろんなことを吸収できているのですごくいいと思いましたね。

どんなところがいいと思ったの?

田中さん:サークル活動という遊びを、集団活動として捉えて、そこから何かを得ようとしているところがいいと思いますね。

自分はむしろサークルは肌に合わなかったので、学生団体や地域活性プロジェクトなど、一般的な学生があまり手を出しにくいところから刺激を得ていたんですけど…

もっと学生らしい日常生活に馴染む形で様々なことを吸収できるのならそっちの方がいいと思います。

小林くん:一般的に大学生は、親の庇護のもと、学問を理由に社会で働くことを免除されているもの。その前提の中で、学生なのに社会に近いところで活動していると意識高いと評価されるのだと思います。

さっき佐藤くんが言っていたPDCAサイクルとかって社会人になったらみんな考えることかもしれないけど、学生のうちは考えなくてもいいとされていることなんだと思います。

僕たち(意識低い系)は、一般的に認知されている学生っぽいことをしているんだと思います。学生はお酒飲んで、遊ぶものだろう、って思われている。それをやっているって感じです。

さっき田中さんが、サークルを遊びって表現で捉えていたと思うんだけど、サークル=遊びで、学生団体やNPOの活動=仕事なの?

田中さん:早稲田のアウトドアサークルに一年生の時、入っていました。隔週で奥多摩の川で遊ぶサークルで。すごく楽しかったんですよ。でも大学生活に慣れるにつれて「これ、仲のいい友達とやればいいや」と思っちゃいました。

ただ、私はサークルに馴染める人間になりたかった。そういう大学生活をしてみたかったです。でも、飽きっぽい性格もあり、一つのことが長く続かなくて。

一方で、学生団体を長く続けられた理由なんですけど。私は、学生団体で辛い時に、私のやっていることは誰かのために役に立っているって思うようにしていました。そうすると、頑張れました。

小林くん:サークルは遊びですよ(笑)楽しいことを求めているわけであって。でも、楽しいことを求めるにも、仕事をするにも準備が必要だと思います。「何のために」っていうところが違うだけで、その準備や責任はどこにでもあるんじゃないですかね。

4,就活の結果に違いはある?キャリア選択はどうするべき?

就活ってどんな風に捉えてる?学生生活の中でどんな位置づけなんだろう?

田中さん:女子大特有かもしれないですが、親が厳しい、教授がおせっかい。それに振り回されたくないって思っていました。

就活は、広告も食品も商社もブライダルも受けました。全部見て決めようというのは軸にありましたね。最終的な決め手は、給与と福利厚生ですかね…私はすごくマイペースなので、プライベートと仕事を切り分けたかったんですね。

例えば食品メーカーだと、日常生活の中でも様々なアンテナを張らないといけない。金融機関は、月〜金と土日で切り分けられます。そこに惹かれましたね。

他にも感じている魅力はある?

社会貢献型のイベントをやっていたので、社会貢献と人の生活をプラスにすることに就活の軸がありました。最初に思い浮かんだのは衣・食・住。でも、どこにフォーカスしても大切だなと思ったので、それら全てを支える業界を考えた結果が金融業界でした。

「これが絶対やりたい」って程の強いものはないですけど、将来的には管理職になりたいです。

小林くん:夏はサークル優先をしたかったので、就活に向けて本格的に動いたのは大学3年の終わり頃ですね。大学3年の2月にはインターンを受けましたね。

特にやりたいことはなかったですが「なんとかなるでしょ」って思ってました。ある程度の保障はされてるなっていう自信というか…焦りはあまりなかったです。

そこから、内定先を決めるまでのプロセスは?

小林くん:志望業界は特になかったです。ただ、トップダウンが強い組織への苦手意識はありました。リクルートは、よくいわれる主体性を求めているところに惹かれました。若手から活躍できる風土もあるので、やりやすさは感じていましたね。

開始時期に差異はあるけど、どちらも納得して就活を終えてますね。最後に、将来やりたいことを明確にしておいたほうがいいか否か教えてください。

田中さん:私は、やりたいことを明確にする必要はあまりないと思っています。「今やりたい」ってことは勿論あった方がいいと思います。でも、いずれ変わるものであることは念頭に置いた方がいいです。あまり理想を抱かずに居心地のいいところを選ぶ方が大切ではないでしょうか…

佐藤くん:決めるべきだと思っています。早い段階で仮説を立てておくべきなんじゃないですかね。将来はこうあるべきと決め切ることはできないからこそ、ひとまず「こうしたい」ってものを積み上げていくべきだと思っています。お金を稼ぐ中でも、やりがいや幸せを感じていたいですからね。

藤田さん:私も大切だと思います。せっかく苦労して入社した企業で、「早く仕事終わらないかな」って思って働くくらいなら、できるだけやりたいことをしていた方がいいと思ってます。

小林くん:その人次第。性格の問題かなと…就活の時に、俺はどこにいっても、やっていけると思ったんですよ。「早く帰りたいなあ」とか言いながらも、なんだかんだ楽しめると思います。

思い悩む人はどこいっても思い悩むと思うんですよ。やらなきゃいけないことを決めるよりも、今の自分の状況を受け入れることの方が大切だと思っています。

インタビュー後記

4人の大学生の対話を踏まえて、どのようなことを感じましたか?

意識高い系学生と低い系学生の間で、大学生活の中で時間を費やす活動の目的が「他者に貢献するため」と「楽しむため」という違いを感じました。

一方で、学生団体やインターンでの活動であっても、サークルやアルバイトの日々であっても、その活動の中での役割を担い考えて行動していれば意識が高いor低い関係なく得られるものはあるのだなと感じました…

みなさんは、残りの大学生活どんなことに時間を注ぎますか?改めて大学生活を考え直すきっかけになれば幸いです…

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