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学生団体アイセックが手がける海外インターン“NOTE”に込められた想いとは?

アイセックインターンシップ

学生主導で運営されているアイセックという学生団体をご存知ですか?

今回は、 アイセック が手がける海外インターンシップのうち、文房具 でお馴染みの KOKUYO と協働で開発されたプログラムに込められた想いを、インタビューしました。

・島田 皓平さん 慶應義塾大学 3年
特定非営利活動法人 アイセック慶應義塾大学委員会 経営管理統括
・五十田 祥さん 慶應義塾大学 3年
広報ブランド戦略統括 兼 財務統括

共創的リーダーの輩出×社会課題の解決

―そもそもアイセックってどんな団体なのですか?

アイセックは、第二次世界大戦の後の1948年、「このような悲劇が二度と繰り返さないように、平和で人々の可能性が最大限発揮された社会」を目指して、ヨーロッパの7人の学生によって設立されました。今では、126の国と地域で7万人のメンバーが活動していて、世界最大の学生団体となり、日本では25大学に支部を置いて活動しています。

具体的に目指していることは、「社会課題が山積しているこの世の中で、それを解決できるリーダーを輩出すること」です。

社会に広がる複雑な課題の数々を解決するためには、多くのセクターや専門領域を巻き込んだ新たな変革が必要。そこで共創的イノベーションを起こすために、海外インターシップを主幹事業として共創的リーダーを育てることを目指しています。

五十田 祥さん 広報ブランド戦略統括 兼 財務統括

―「共創的」という言葉が多く出てきますね。

そうですね、実は2016年〜2020年までのアイセック・ジャパンの中長期方針に「共創的リーダーシップ」が描かれているんです。

今の現代社会の課題ってすごく複雑で、専門性を持った人がそれぞれに解決しようとしても、なかなか解決できない。そのため、各セクターをまたがって活躍できるような共創的リーダーの輩出によって、社会課題を解決しようという意味合いが込められています。

慶応支部でも共創的リーダーシップに共感していて、企業や他の支部とも共創・協働しようという動きが活発になっています。この「共創」という動きも社会に対して提唱していきたい価値の1つです。

持続可能な課題解決海外インターンプログラム“NOTE”

島田 皓平さん 経営管理統括(NOTE開発者)

―今回、開発したKOKUYOさんとの海外インターンプログラム“NOTE”について教えてください。

プログラム名は「New and Original. Try and Experience」の頭文字をとって「NOTE」と言います。

このプログラムの目的は、ベトナムの教育業界の課題解決を行うことです。ベトナムって社会主義国家の影響があって、先生が黒板に書いたものをそのままボールペンで書きなぐる現状があります。教室の後ろにちゃんと写しているかどうかを監視する人もいるぐらい…

国としてもちょっとずつ変えようという動きはあるのですが、ノートをとるためのノウハウも十分にないので、学習した内容が成績向上にきちんとつながっていないのが問題視されていました。この課題解決を推進することが、このプログラムの醍醐味です。

NOTEの開発背景の話にもつながってくるのですが、実はこのプログラムはKOKUYOさんの新しいノートの商品開発にも繋がっています。(参考情報はこちらから)

KOKUYOさんに海外インターンシップの協働開発の打診したとき「この課題解決にむけて一緒にやるのはどうか?」とお話をいただきました。背景として、ノート活用を踏まえた学習メソッドを普及させて、ボランティアではない持続可能なベトナムの教育課題解決をソーシャルビジネスとして展開したいという想いがあったようです。

AIESEC慶応―具体的にどんな海外インターンプログラムなんですか?

「現地の学校」「KOKUYO」「ベトナムのテレビ局」「アイセック」 の4つのステークホルダーと協働しながら新しい学習メソッドを作り出していこうというのが狙いです。

現地の中高生向けの塾に視察しに行き、生徒の勉強方法の現状把握、課題は何か、どのような勉強方法が適切か解決策を分析する。これらのアウトプットをもとに、効果的な勉強法を動画などの形にして生徒に残すといったことを実施していきます。

まさに「共創的リーダーを輩出したい!」という想いを込めてつくったのがこのプログラムです。

※NOTEの募集要項など詳細はこちら

メンバーが辞めていく、つらかった大学1年生。そこから生まれた事業開発に込められた想いとは?

―この海外インターンシップ開発責任者の島田さんは、開発にあたりどんなきっかけがあったのですか?

アイセック慶応は、1年生のときから企業を巻きこんで事業開発(アイセックの海外インターンシップ開発)をするのですが、これがなかなか厳しいんです。

学生を必要としてくれる企業って本当に少ないし、インターンシップを受け入れてもらうということは企業に様々な負担をお願いする必要もある…

だからこそ、企業のメリットも考えながらアプローチしなければいけないのですが、闇雲にヒアリングやメール送ったりして、成果が出ないまま時間を費やしていました。

そのような状況もあって、モチベーションが下がり辞めてしまうメンバーが多くなっていました。特に僕たちの代はすごく人が辞めたから、この状況が本当につらかったし、悔しかった。

ぶっちゃけ大学生って遊びたいし、1年生のときから事業開発で企業に訪問し堅苦しいことを自らやるなんて、正直自分の変化や成功体験、楽しさがなかったら辞めていくと思います。

でも、僕はこの状況をなんとかしたいって思いました。次やるときは、企業が何を必要としていて、社会が何を必要としていて、その上で自分たちは何をできるのかというのを意識してプログラムを考え、メンバーのモチベーションにもつながるようにしていこうって決意したんです。

学生団体アイセック

―メンバーのことや、社会課題解決、共創的リーダーなど、様々な要素組み合わされて、“NOTE”は開発されたのですね。実際どうやってベトナムのKOKUYOさんの活動を見つけたのですか?

それはですね、未来世紀ジパングというTV番組でKOKUYOさんが特集されていたのを見たのがきっかけです。ベトナムで日本語が第一外国語に指定されたのを機に、KOKUYOさんが日本語練習ノートを開発したことがピックアップされていました。

それも、KOKUYOさんが自社だけで開発したのではなく、関西大学の学生と産学連携プロジェクトで行ったと放送されていたんです。

それを観たときは特に何も思いついていないのですが・・・

アイセックの活動でインドネシアに行っていたとき、シャワー浴びていたら閃めいたんです(笑)「KOKUYOとの共創、いけるかも、面白いかも」と思いました。

そこからは、まずKOKUYOさんに連絡して、ベトナムのKOKUYOの方にメールを送らせてほしいとお願いしました。「どの辺ならKOKUYOはアイセックを必要としてくれるのか」を探るためにメールで色々聞いていきました。

その後、一度スカイプでの話を経て、KOKUYOさんから「ベトナムではノートの活用に課題があって、ここであれば学生の力を借りたい」とご提案をいただき、一緒に行うことに至りました。

改めて、これからの世界でテーマになるであろう「共創」に向けて

あと、もう1つ想いがあります!

今回、持続可能性と多くのセクターや専門領域を巻き込んだ新たな変革である「共創」を非常に意識しました。

現状のアイセックの海外インターンって、ボランティア色が強いものが多いんです。でも、今後の世の中に必要なのは、1回きりの支援ではなく、ソーシャルビジネスの観点をもつ様々なセクターが一緒に協働して新しいものを生み出すという「共創」だと思っています。

アイセック自体も「共創」という価値観にちょうど転換している時期。

ボランティアや寄付で社会課題を解決するのではなく、様々なセクターがwin-winの関係の中で課題に取り組んでいく。学生のうちからこの価値を実感している人を生みたい!そういう人が世の中に増えていってほしい!という想いもありました。

本気で社会課題に取り組むこの “NOTE” プログラム。課題解決して新しい価値を生むというワクワクを、ぜひ多くの学生に実感してほしいです。

インタビュー後記

アイセックのビジョン・ミッション、そしてプログラム開発者島田さんの熱い想いに触れて、私自身非常に心を動かされました。

アイセックのフィロソフィーでは、「若者こそが未来に対する最大の資産である。」と提唱されています。

みなさんも世界を動かす1人として、「自分に、世界に、社会課題に、挑戦する。リーダーになる最初の一歩を」踏み出してみてはどうでしょうか?

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