将来の選択肢を知る

【飲食業界のリアル】飲食業界というキャリアの選択は間違えなのか?

「ブラック企業」という言葉が当たり前になったこともあってか、企業のブランドイメージが偏った基準で批判されることも少なくない今日この頃。飲食業界で活躍する若手社会人にインタビューをしてきました。やっぱりイキイキ働いている社会人は、どんな業界でも活躍しているんだなと感じた次第です…

業界:飲食業界
職種:店舗店長
規模:200名以上~999名以下
年次:4年目

現在、取り組んでいるお仕事について教えて下さい

女性をターゲットにしたファーストフード店で働いております。

これまで5つの店舗を経験して、現状は店長として、店舗の運営をしております

年上の社員方やアルバイトさんを含めて約30名のメンバーと一緒に日々汗を流しています。

業務としては、採用、育成、シフト作成、接客、エリアで任されている専門業務等、多岐にわたります。

飲食業界は労働環境が厳しいとメディアに露出されることも多いですが…

だいたい8時間前後働いています。

遅い時や人数が足りない時はお店に出勤しますが…会社として「飲食業界のイメージを払拭したい」という想いがあるので、そこまで厳しいものではりません。

土日休みではありませんが、休みは月に8日間もらえますよ。

現在の仕事のやりがいについて教えて下さい

私は接客よりも、人を育てることにやりがいを感じてますね。

私自身大学時代のバイトにおいて、覚えることが苦手だったこともあったので、マニュアル等を整備したり、丁寧にかかわることを意識しています。

ただ、接客は共通のマニュアルがないので、自分がいいと思う「おもてなし」を考えてしてもらっています。

実際、自分がかかわったメンバーが、私の異動のときに手紙をくれたり、大器晩成型だなと思った子が成長してくれたり、いろんな嬉しい瞬間があって、そんなときは本当に嬉しいですね。

過去には、契約社員さんにもなってくれたこともありました。

接客におけるやりがいはありますか?

接客も勿論楽しいですよ。

些細なことですが、「ごちそうさま」って言ってもらえるだけでも嬉しいですよ。器が残さず綺麗に返ったきたときなんかは、特に嬉しいですね。

他にも、常連さんのようにお客様とのつながりができることも嬉しいですね。

現在の仕事のしんどいことについて教えて下さい

人員不足ですかね。「こういうお店にしたい」っていう理想があっても、人がいないとお店がまわらないんですよね…

最近は、年々シフトを多くだしてくれる子が減っていて、それも悩みですね。

一人ひとりに対する責任が大きいことが負担になっているのかもしれませんが…

やっぱり人がいないと、一人に対する業務負荷がかかり、育成の時間が確保出来ないんですよね。

あとは店舗展開している飲食店の中では、ブランドや食材に対するこだわりが強いところですかね。

お客様に対しては良いより価値が提供できるのでいいのですが、店舗を運営していく上で大きな負荷にはなります。

実際飲食店の中でも、ラーメン屋のように過酷であると考えているので、面接の際は厳しい負荷がかかる旨を伝えるようにしています。

幸いにも人間関係で悩んだことはないので、その点は救われてますね。大変なわりにお給料が…というのは正直ありますが。

新入社員時代に苦労したことは?

店長不在で店舗を運営したことですね。

繁忙期に辞めてしまって…あのときは大変でした。

ただ、上司や同期には恵まれていることと図太い性格なのでなんとか乗り越えられました。

新人時代に限らず辞めようと思ったことはありますが、なんだかんだで頑張っています。

中小企業ならではの働く良さと悩みは

4年もやると組織全体を見渡せることですかね。

あとは、自分の意見も汲み取ってもらえる等、風通しが良いところですね。

ちなみに、私は経営陣から「アダ名」で呼ばれています。

悩みとしては、会社としては新しことに積極的に取り組んでいる一方で、その取組みが持続しないことですね。

昨年仕掛けたことが、翌年なくなることもあります。変化が激しいので、安定を求める人には向いてないかもしれませんね。

あとは、見渡せる規模なので、いろんな噂が広がりやすいことです。

あの人は仕事ができる、できない等、噂の内容は様々です。

学生へのメッセージをお願いします

飲食店は、若くして店舗を任されるので、自分の会社を持っている感覚を掴めることですね。

決して、接客だけで忙し訳ではなく、売上数字や人材のマネジメント等様々な業務があるので、自分の幅を広げることができます。

あとお伝えしたいこととしては、どんな仕事においても下積みがあるということです。

いきなり「新店舗や新サービスを創りたい」という就活生の方にお会いすることがありますが…そんなに甘い世界ではありません。

どんな仕事も経験を積み重ね、事業の奥行きを知ることができるからこそ、新たに良いサービスが提供できるのです。

インタビュー後期

飲食業界ってみなさんどんなイメージを持っていますか?「長時間労働」「支払われない残業代」等メディアではネガティブな発信もされることもありますが、それが全てではないなと再認識できたインタビューでした。

また「どんな仕事においても下積みがある」という言葉を4年目社員の彼女自身が自分の言葉で語れるって、素晴らしいなと感じるとともに、それだけハードな経験を乗り越えてきたんだなぁと、たくましさも感じました。やはりどんな環境でも成長できるか否かは、その人次第ですね。

キャリアスケッチ 高橋

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